2015.11.5

インデックス投信とその効果的な運用方法

1.インデックス投信とは

インデックス投信という言葉を良く耳にしませんか。投資初心者はまずインデックス投信から始めましょうというのはよく聞く台詞です。では、投資初心者はなぜインデックス投信から始めるといいのでしょうか。そもそもインデックス投資とは?
(1)インデックス投信
 
インデックス投信(インデックスファンド)とは、ファンドごとに決められた指数をベンチマークとし、その指数に連動した運用成績を目指す投資信託のことをいいます。指数とは、日経平均(日経225)やTOPIX(東証株価指数)のことを指し、日本の株式投資信託であれば、この日経平均やTOPIXを使うのが一般的です。
ベンチマークとは、この指数を基準とし運用目標とすることをいいます。日本の投資信託は日経平均やTOPIXをベンチマークとしていますが、債券・不動産・商品などそれぞれに市場動向を示す指数を基準にしています。指数に連動するとは、日経平均株価が上昇すればインデックス投信も値上がりし、日経平均が下落すればインデックス投信も値下がりするということになります。
●日経平均(日経225)・・・
日本経済新聞社が日々算出、公表している株価指数のこと。東京証券取引所第1部に上場する約1700銘柄から市場流動性の高い銘柄を中心に選定された225銘柄の平均株価。株式市場の相場動向や、景気判断の指標として利用されている。年1回、選定銘柄の定期見直しがある。また、先物取引や投資信託など日経平均株価の値動きに関連付けた金融商品も多数存在する。
 
●TOPIX(東証株価指数)・・・
“TokyoStockPriceIndex”の略。東京証券取引所が算出している、東証市場第一部に上場する全銘柄の対象とする株価指数。昭和43年1月4日の時価総額を100としてその後の時価総額を指数化したもの。日本経済の動向を示す代表的な経済指標として、ETFなどの金融商品のベンチマークとして利用されている。
(2)アクティブ投信とは
インデックス投信は、指数をベンチマークとしその指数に連動した運用成績を目指す投資信託ですが、ベンチマーク以上の運用成績を目指すファンドをアクティブ運用といいます。名前のとおり、アクティブに運用するということですが、やはりベンチマーク以上の運用成績を目指すリスクは高くベンチマーク以上の運用成績が確定されているわけではありませんので、ベンチマーク以下の成績に終わることもあります。
つまり、リターンも高ければリスクも高いのがアクティブ投信ですので、注意が必要です。インデックス運用が初心者向けと言われる理由は、アクティブ運用に比べリターンも低いですが、リスクも低いためです。

2.投資信託の始め方

では、具体的に投資信託を始めよういったときには、インデックス運用でもアクティブ運用でも運用期間と目標額を決めることが大事です。
(1)運用期間
投資信託を始めるときに大事なのが、まず運用期間と目標額を決めることです。なぜならば、運用機関と目標額が決まっていないと何%の運用率を目標にすればいいのかわからないからです。運用率を何%したらいいのかが見えていないと、無駄なリスクを取る事になります。
やはり投資にはリスクがありますので、投資をしなくても十分に資金が回るのであれば無理して投資をする必要はありません。では、運用期間と目標額はどうやって決めるのでしょう。運用期間は投資をする目的で決まります。目的とは、老後資金なのか教育資金なのか、住宅資金なのかということです。
老後資金なのであれば、60歳や65歳に向けてということになりますし、教育資金であればお子様が15歳のとき、もしくは18歳の時に向けて期間を定めるのが一般的です。目的達成の年齢から今の自分の年齢を引けば、運用期間は出て来ます。
(2)目標額
次に目標額ですが、投資の目的を決めると目標額も見えてきます。ただ、投資をしなくても目標額に達するのであれば上で述べたようにわざわざリスクを取る必要はありません。本当に投資が必要なのかどうかはライフプランをプランニングしてみるとわかります。投資の始め方に関して詳しく知りたい方は、こちらのコラムの参考にしてみてください。
「投資信託初心者向け 投資に失敗しない3つのポイント」

3.商品の選択

現在、投資信託は何本あるかご存知ですか。正解は約9000本。その中で個人が購入できるのは約6000本。その中から自分のあった投資信託を選択することができるでしょうか。そのようなときにでも、投資信託をする目的を持って、運用期間と目標額が定まっていれば自分の期待利回りが分かり、商品の選択時に役に立つでしょう。
また、ランキングに出ている商品が本当に良いかと言えば、100%がYESとは言い切れません。リスクを最小限に抑えるためにも、投資の基本となる資産クラスの分散・地域分散・銘柄の分散はしましょう。

4.まとめ

いかがでしょうか。将来を考えると、金利と複利を味方につけるという選択肢の比重が大きくなりますが、いざ投資信託を始めてみようと思うとどうしていいかわかりませんよね。本文で述べたように、投資を始める際には、まず目標額と期間を決めましょう。そして、どこまでのリスクが取れるのか把握した上で商品を選択することで余計なリスクを負う必要が無くなります。
インデックス投信は比較的安定した投資を始めることができますので、まずは目標額と期間を決めるところから始めてみてはいかがでしょうか。また昨今の経済情勢をみていると定期的な見直しも必須ですので、年に一回は自身のライフプランと合っているか見直しましょう。

執筆:久保田正広

今回のコラムを最後まで読んで頂いてありがとうございます。
内容が良かった、役に立った、面白かったとお感じの際は
是非、いいねボタンをよろしくお願い致します!

ページ上部へ戻る