2016.3.25

投資初心者向けのインフレ連動債活用術

1.そもそもインフレ連動債って何?

インフレ連動債とは、一般に元本がインフレーション率(物価上昇率)によって調整される債券で、物価連動債とも呼びます。
通常の固定利付債の場合、元本とクーポン利率は固定であり、利払い額、および償還額は変動しないため、物価が上昇すれば、実質ベースでみた(物価上昇分を割り引いた実質的な)債券の価格は低下してしまいます。一方、インフレ連動債の場合、クーポン利率は固定であるものの、物価上昇に連動して元本が増加するため、利払い額や償還額が増加します。従ってインフレ連動債は、インフレーションがおきても実質的な価値が低下しない債券といえます。各政府が国債として発行するものと、各企業が社債として発行するものとがあります。

2.インフレ連動債を保有するメリット

投資家がインフレ連動債を保有する利点としていくつかありますが、ここでは二つ挙げてみたいと思います。
(1)インフレーションに対する資産価値の保持
インフレ連動債は、元本がインフレ率上昇に合わせて増加するため、物価が上昇しても、債券の実質的な価値(購買力)が損なわれません。インフレ連動債の保有は資産価値をインフレーションから防衛するための有効な手段といえますね。
(2)一般国債を含む資産クラスとの分散効果
インフレ連動債は通常の固定利付債とは異なるリスク、リターン特性を有しており、資産ポートフォリオに加えることによる投資分散効果が大きく期待できます。

3.まとめ

ここまでがインフレ連動債の仕組みや、活用することのメリットになります。インフレ率が上昇し、実質金利が低下する環境においては有利といえますね。この他に、応用編としてアセットアロケーションからポートフォリオの組み方など、注意すべき点もありますので覚えておくといいでしょう。

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