2016.2.11

投資信託初心者が知るべきこと

1.投資信託ってなに?

そもそも「投資信託」とはなんでしょう? 株式や債券との違い、きちんと説明できますか?
(1)投資信託の仕組み
「信託」とはなにかを他人に預けたり任せたりするという意味ですから、「投資信託」とは「投資を他人に任せる商品」と考えることができます。この場合の「投資」とは株式や債券の銘柄選定や数量、全体のバランスを整えることを指しますので、簡単に言ってしまえば「お金は出すから投資は誰かに任せてしまおう」というのが投資信託です。
(2)投資信託に向く人向かない人
その「誰か」、つまり出資者に代わって投資を行う会社を「運用会社」と呼びます。この運用会社に任せることで自分は細かいを考えなくて良いわけですから、運用のことがよく分からない人やマーケットの情報をずっと追っかけている時間がない人には投資信託はうってつけの商品と言えます。
一方で、運用会社にも良し悪しがあり、必ずしも運用が上手くいくとは限らないわけですから、自分で運用結果を出せる人から考えたらわざわざ運用会社の手を借りる必要もないでしょう。

2.良い投資信託の見分け方

初心者が良い投資信託を選ぶにはいくつかのポイントがあります。重要となるキーワードをご紹介しましょう。
(1)「分配金」より「トータルリターン」
投資信託初心者がよく気にするのが「分配金」です。その投資信託を持っているだけで定期的に受け取ることができるお金を「分配金」と呼び、毎月決まった金額の分配金が支払われる「毎月分配型」と呼ばれる商品は高年齢層を中心に根強い人気を誇っています。
一見、毎月決まったお小遣いがもらえるような「毎月分配型」ですが、注意しなければならないのが、その分配金が運用した「利益」とは限らないこと。考えてみてください。運用の結果はその時々で変わるのに、分配金だけが毎月同じなんておかしいとは思いませんか?
こうした「毎月分配型」は運用益が出ていないにも関わらず分配金を出しているケースがほとんどです。その結果、元金(投資信託を購入した元のお金)が減り続け、気が付いたらほとんど残っていなかったという事態におちいってしまうのです。
運用結果としての「分配金」であれば嬉しいですが、元金を削って分配金を受け取っていたのでは意味がありません。投資信託の運用益を示すパーセンテージを「トータルリターン」と呼びますが、資産を大きく増やしたいのであれば「分配金」よりも「トータルリターン」を重視する必要があります。
(2)「純資産額」をチェックしよう
もう一つチェックしていただきたいのが、「純資産額」です。純資産額とはその投資信託(「ファンド」と呼ばれます)が、どのくらいの規模かを示す値です。この金額が多ければ多いほど、そのファンドが人気があり運用がうまくいっていることを表しています。逆にいくら「トータルリターン」が良くても、純資産額が少ないファンドは母体の力が弱いということですから注意が必要です。

3.盲点となりやすい投資信託の費用

自分で運用ができる人にとって投資信託が向かない理由の一つに、投資信託にまつわる費用があります。初心者も費用をしっかり理解しておかないと、「思ったより儲からなかったな」ということになりかねません。投資信託の費用は大きく分けて二つあります。
(1)買付手数料
一つ目がファンドを購入する時に掛かる「買付手数料」です。例えば、買付手数料が3%の商品を100万円分購入したかったら、買付手数料を乗せた103万円を払わなければなりません。購入したファンドが順調に育ったとしても、この買付手数料を取り戻すにはそれなりの時間がかかるでしょう。あまり頻繁に売買を繰り返していると買付手数料だけで資産が減ってしまう結果になってしまいます。
(2)信託報酬
二つ目が「信託報酬」です。これは運営会社が投資信託を運営するための費用と考えていただければ良いでしょう。
信託報酬は「預けている資金の何%」という形が一般的です。投資信託のその日の価格を「基準価格」といいますが、この基準価格は信託報酬を引いた後の金額が提示されます。そのためファンド購入者が費用として負担している感覚はあまりないようですが、ファンドを持ち続けているかぎり常に信託報酬は支払っているのです。前述の通り「資金の何%」という形で徴収されていますから、たとえ基準価格が下落して元金を割ったとしても信託報酬を払い続けている点には注意しておいてください。

4.まとめ

このように投資信託には投資信託ならではの特徴がいくつもあります。「運用会社任せ」の印象が強い投資信託ですが、それでも基本的な点を押さえておかないと思わぬ落とし穴にはまることもあります。特に初心者の方はしっかり勉強してから始めるようにしてください。

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