2016.4.5

個人保有が促進された国債とは?

個人向け国債はどんな商品なの?

個人向け国債は、個人の国債保有を促進するために導入された商品です。1万円単位で始められ、中途換金もできるなど、個人の方が購入しやすいよう様々な工夫が盛り込まれています。興味を持った方が購入するといった場合、どこへ出向けばいいのでしょうか?
(1)個人向け国債の買い方
金融機関の窓口で購入が可能です。購入の際は、毎回の応募期間内に金融機関等で申し込みをしていただくことになります。証券会社を通しても購入できることから、とても簡易に入手しやすい国債としても周知されています。個人向け国債の特徴にはどのような点があるのでしょうか?
(2)中途換金可能な3種類の国債
商品には金利や年数の異なる『10年変動金利』『5年固定金利』『3年固定金利』の3種類があります。金利の下限は0.05%で、利子の受け取りは半年毎に年2回あります。
ここでそれぞれの商品の特徴をみていきます。『変動10年』は、半年毎に適用利率(クーポン)が変わる『変動金利』を採用しています。実勢金利の動きに応じて半年毎に適用利率が変わり、そのときどきの受取利子の金額が増減します。
仮に3年後の実勢金利の水準が現在よりも上昇したとします。固定金利の場合は、受取利子は3年後も変わりませんが、『変動10年』の場合、受取利子は増えることになります。
そして、発行から1年経過すれば、原則としていつでも、ご購入金額の一部または全部を中途換金することができます。
ご興味のある方もいるかと思いますので、中途換金の場合の換金金額計算式をお伝えしておきます。換金金額は、『額面金額+経過利子相当額-中途換金調整額(直前2回分の各利子(税引前)相当額x0.79685』となります。
つづいては『固定5年』の場合です。発行時に設定された利率(クーポン)が満期まで変わらない『固定金利』を採用しています。
たとえば、『固定5年』の場合、発行時の利率が1.0%の利子(税引前)がもらえることになります。つまり、発行された時点で最終的な投資結果(キャッシュフロー)を知ることができます。発行から1年が経過すればいつでも換金できます。
最後は『固定3年』です。発行時に設定された利率(クーポン)が満期まで変わらない『固定金利』を採用しています。
たとえば、『固定3年』の場合は『固定5年』と同様な内容になり、発行時の利率が1.0%であれば3年間1.0%の利子(税引前)がもらえることになります。つまり、発行された時点で最終的な投資結果(キャッシュフロー)を知ることができます。発行から1年が経過すればいつでも換金できます。
ここまでご紹介してきたすべての個人向け国債は発行から1年経過以降、原則としていつでも、口座を開設している取扱機関で、一部又は全部を中途換金することができます。また保有している1万円単位で、一部でも中途換金することができます。なお、『復興応援国債』については、3年目の基準日までの間に、中途換金により保有残高が100万円未満となりますと、記念貨幣はもらえなくなりますのでご注意ください。中途換金するときの換金金額は、額面金額から所定の金額が差引かれますが、その他に手数料は必要ありません。国債の発行月(発行頻度)は毎月(年?回)あります。

まとめ

個人向け国債は日本国債(利付け国債)と同時に、『国』が発行している債券なので、発行される債券の中で『一番リスクが低い投資先』とも言われています。満期がくる前に中途解約をしても、元本割れをすることはありませんが、その分金利を低く抑えられています。また、利率は発行ごとに変更されることも一つの特徴といえます。少額から始められ、投資経験のあまりない方にも、安心して購入していただけるのが個人向け国債の魅力です。

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