2016.5.6

マネタリーベースと経済の絡仕組を分析!

1.マネタリーべースとマネーストック

世の中に出回っている通貨量を表す指標として、マネタリーベースとマネーストックがあります。
(1)マネタリーベースとは
マネタリーベースは世の中に出回っている通貨の総量のモトという意味で、中央銀行(日本なら日銀)が供給する通貨量のことです。通貨発行残高(日本であれば円、アメリカであればドル)+貨幣流通高+当座預金量という計算式で表されます。
(2)マネーストックとは
マネーストックは市場に出回っている通貨の総量のことで、金融機関と中央政府を除く個人、法人、地方公共団体などが保有する通貨量を元に算出されます。

2.マネタリーベースが及ぼす影響力

各国中央銀行はマネタリーベースを増やしたり減らしたりすることで、マネーストックをコントロールしようとします。基本的にはデフレの時にマネタリーベースを増やし(緩和)、インフレの時にマネタリーベースを減らす(引き締め)傾向にあります。緩和局面では通貨安、引き締め局面では通貨高と考えるのが基本です。
ただし、マネタリーベースを増やす局面で市場まで思ったようにマネーが流通せず、マネーストックがあまり増えないという現象が起こることもあります。同じようにマネタリーベースを減らす局面でも、思ったようにマネーストックが減らないこともあります。
アメリカなどの先進国では、リーマンショック後の2008年から2014年までの間に、8500億ドルから4兆ドルと大幅にマネタリーベースが拡大しています。不思議なのは、マネタリーベースが急拡大しているのに、先進国はどこも急速なインフレを起こしていないこと。これは、世界中、特に先進国で物があふれ、新たな需要が起きにくく、生産力過多に至っているため、市中にあふれたマネーは設備投資に向かうわけでもなく金融市場に舞い戻ってくるだけなのでインフレは起きにくいと考えられます。インフレが起きるのは、需要過多で生産力が追いつかないとき、または通貨安で輸入品が高くなるときです。

まとめ

このようにマネタリーベースは世界経済に大きく関わっています。もうちょっと経済について深く知りたい!投資に役立てたい!という方に、より具体的なアドバイスを発信していきたいと思います。ご興味のある方は是非FPバンクまで!

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