2016.4.16

特別分配金の謎

1.特別分配金のなぞ

投資信託では、分配金といって定期的に配当のでるタイプが根強い人気を誇っています。ただ、この分配金、利益の分配ではなく、元本の払い戻しをしている場合もあるんです。利益を分配するときは普通分配金と記載され、元本の払い戻しの場合には、特別分配金(元本払戻金)と記載されていますので、実際にどちらにあたるかは分かるようになっています。
配当を出し続けることによって人気を保つためのカラクリであると批判の多いこの特別分配金ですが、配当のある直前に投資信託を購入した場合にも、発生します。
すでに、収益をあげて価値が上がっている状態の投資信託を購入したことになりますので、公平性を保つためにも特別分配金として払い戻す必要があるのです。

2.特別分配金には税金がかからない

ちなみに、この特別分配金は利益の分配金ではありませんので、税金はかかりません。
普通分配は利益の分配ですので、税金がかかります。

3.なぜ、特別分配金が批判されるのでしょうか?

それは、自分の身を削って分配するということは、運用して増やさなければいけない原資となる財産を削ることになりますので、その時点での評価額が下がるだけでなく将来の収益の可能性も削ることになるからなんです。
実をつける枝を分け与えてしまったら、そのあと実をつけることはできなくなりますよね。

4.まとめ

そうはいっても、特別分配金や普通分配金は自分では見分けはつかない、配当される月によってかわるから判断がつかないなど、よくわからない方も多いと思います。  そんな場合には、一度現在の資産内容を専門家に分析してもらいましょう。
特別分配金での配当が一時的なものなのか、復活の気配はあるのか、なんとなくこのままではいけないと分かっていても損切りは自己判断ではなかなかできないものです。
ただ、弱ってしまった投資信託よりも、生きのいい投資信託に乗り換えた場合と、1年後の資産はどちらにメリットがあるでしょう。
自分で決断できない場合、第三者の意見が背中を押してくれる大切な味方になるはずです。

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