2015.11.5

バリュー投資はもう古い?!今採用すべき投資スタイルとは?

1.バリュー投資とは

バリュー投資とは割安と思われる株式に投資をして、市場平均を上回る運用成績を目指す投資スタイルです。はたしてこの方法で本当に期待する運用益が得られるのでしょうか。その是非と今あるべき投資スタイルを探ります
(1)基本的な考え方
バリュー投資とは、割安だと判断される企業の株を買い、適正な価値を反映した株価まで戻るのを待つという投資スタイルです。皆さんは、ウォーレン・バフェットという投資の神様と呼ばれるている方をご存知でしょうか、このウォーレン・バフェットの基本投資スタイルがバリュー投資です。
(2)基本的な手法
まず、このバリュー投資を始めるためには、企業価値の分析から始まります。きちんと企業分析ができ、割安な企業を探す手段がなければ、このバリュー投資の手法は意味をなしません。うーん、企業分析なんて自分にはできないと思われる人も多いのではないのでしょうか。
確かに、企業の財務諸表から自分で分析するのは、時間も手間も技術もハードルは高いと思います。そこで、割安な企業を選ぶために、代表的な指標をお伝えしたいと思います。
一つ目は、PER
PERとは、株価収益率です。PER(株価収益率)=株価 ÷1株あたり利益となります。利益に対して、株価が何倍まで買われているかを表す指標です。
二つ目はPBR
PBRとは、株価純資産倍率です。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株あたり純資産となります。資産に対して、どれくらい株価が買われているかを示す指標です。
一般には、PERは15倍以下、PBRは1.5倍以下だとその株式は割安だと言われています。ただ、この指標がすべてではありません。例えば、PERは、悪い業績を織り込んで株価が下がってきたことで、低い数値にあることもあるからです。
悪い業績を織り込んで株価が下がってきたのであれば、そのような銘柄は結局業績悪化に伴い利益も落ち込みます。結果割安でない本来のPERへと戻ることになるからです。一昔前であれば、このPERやPBRの指標をもとにバリュー投資の戦略を立てていれば、大きく外すことはなかったと思います。
ただ、現在の経済は、日本国内だけではなく、世界の様々な国の影響を受けるようになってきました。アメリカやEU諸国だけではなく、中国、インドetc世界経済に大きな影響を及ぼす国が増えてきているのです。それだけでなく、TPPをはじめ、今後、日本経済が世界経済の大きな波の影響をうけることがより顕著になってくることを考えると単純にバリュー投資という視点だけでは、上手に資産運用を出来ない時代になってくると思います。

2.今あるべき投資スタイル

では、どのような投資スタイルがこれから求められてきているのでしょうか。投資の目的や期間資産背景によって、差はあるとは思いますが。自国の株、少数の企業にだけに投資するのではなく、世界各国の株式、その他の投資商品にバランスよく投資をする。短期での利益獲得をめざすのではなく、大きな波の影響を受けづらい長期投資を考える。
以上2つの視点で、基本スタイルを構築することが大事になってくると思います。バリュー投資のスタイル自体は、否定はしません、ただ、割安な企業の選別が難しくなっている以上、こだわる必要ないのではと思います。

3.まとめ

そうはいっても、1個人で、世界各国にバランス良く投資するのは無理なのではと思うかもしれません。しかし、日本においても、ようやく投資信託が発展してきました。ローコストで、世界各国にバランスよく投資をでき、投資スタイルも魅力的な投資信託が少しずつではありますが、広まりつつあります。まずは、自分のお気いにいりの投資信託を1本見つける。そんなところから投資をかんがえてみてもよいのではと思います。

執筆:久保田正広

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