2016.3.22

コモディティ投資って一体何なの??

1.ふたつのコモディティ

「コモディティ」という言葉をよく使う人は、大きく2つのグループに分けられます。
1つはベンチャー企業の経営者、もう1つは金融機関の関係者です。
(1)コモディティ化
「スマートフォンはコモディティ化している」
「このサービスは5年前には先進的だったけど、もうコモディティ化してしまった」
このような使い方をするのは、ベンチャー企業の経営者です。
彼らは難しい横文字を操るのが得意で、わざわざ「標準化」ではなく「コモディティ化」と言うことを好むようです。
(ベンチャー企業経営者のインタビュー記事やブログなどをぜひ読んでみてください。)
商品やサービスというのは、世に生まれた瞬間は画期的で皆の興味をそそりますが、時間が経ち普及が進むつにつれて人々の生活に溶け込み、段々と一般的=標準になっていきます。
これがコモディティ化です。
(2)コモディティ投資
金融機関の関係者が使うコモディティは、ベンチャー企業の経営者がよく口にするコモディティとは全く別物です。
今回のテーマは金融用語の「コモディティ投資」のことで、コモディティは「商品」を指します。
小麦やトウモロコシなどの穀物、原油、綿花など、私たちの生活に関係の深い商品もあれば、金や銀などの希少鉱物も商品にあたります。
そして投資と名が付いている通り、あなたがお金を出してコモディティという「商品」を買い、それによって利益を得ることを目指すものです。

2.コモディティ投資のイメージ

(1)商品の価格は変動する
スーパーマーケットの野菜をイメージしてみましょう。
通常、このスーパーではレタス1玉を100円で売っているとします。ところが、急な異常気象の影響を受けてレタスの生産量が大幅に減ってしまいました。
今まで1玉100円だったのに、1玉200円に値上がりしてしまいますよね。
レタスの生産量が減ったせいで、レタスを欲しい人の数がレタスの数に比べて増えてしまったからです。
商品を欲しい人が多ければ価格は高くなり、逆に商品の方が多ければ価格は下がる。
重要と供給のバランスで価格が決まるので、安い時に買って高くなったら売れば利益を得ることができるのです。
(2)投資信託で簡単に取引できる
しかし実際に小麦やトウモロコシ、原油などを自分で買ってきて倉庫で保管、買ってくれる人を探して会いに行って……なんてことをするのは大変ですよね。
でも安心してください。
コモディティも株や債券と同様に投資信託で購入することができるので、そんな苦労をする必要はありません。
自宅に居ながら、世界中の商品に投資をすることが可能なのです。
ただし投資信託はあくまで“間接的”に商品に投資をするという点は理解が必要です。
投資信託を買ってから途中で解約して商品の現物を受け取りたい、ということは基本的にできません。
投資信託は利益を効率良く上げるため、先物取引やオプション取引といった方法を多く用いるので、商品の現物を買っているわけではないからです。(先物取引やオプション取引に興味がある場合はこちらのコラムも合わせてご覧ください)

3.まとめ

原油価格の下落が年明けの不安定な相場の一因になっていた関係で、ニュースでコモディティの話題を聞くことが増えたのですね。
これがベンチャー企業の経営者が使うコモディティとは別物、ということはしっかりと理解しておきましょう。

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