2016.9.12

近年増加中!外貨建て運用の基本を押さえよう!

外貨建て運用の特徴を解説

近年増加中!外貨建て運用の基本を押さえよう!

1.そもそも外貨建ての運用って?

名前の通りですが、円建ては日本の「円」で、外貨建ては「円以外の通貨(=外国の通貨)」で運用をします。
外貨建ての運用と言っても様々な種類がありますが、運用初心者の方が検討するとしたら「外貨預金」や「外貨建て保険」あたりが一般的でしょう。

外貨建て保険の場合であれば、円で支払った保険料を保険会社が外貨で運用します。
そして万一の場合の保険金や保険期間満了後の満期金は、円ではなく外貨であなたの手元に返ってくることになります。(自動的に円に交換して戻すことも可能ではあります)

近年こうした外貨建て運用商品がどんどん増えているのです。
でも外貨って聞いてもよく分からないし、なんとなく怖い……そんな方も少なくないと思います。
そんな方はまず、外貨建て運用の一番のリスクである「為替変動リスク」についてしっかりと理解しましょう。

2.外貨のリスクを理解する

為替変動リスクは外貨建て運用をする場合、必ず認識しておかないといけません。
ここでは日本円とアメリカドルでの例を見てみましょう。

あなたが手元の1万円を、1ドル=100円の時にドルに交換したとします。
この時に交換できるのは100ドルですよね。
この100ドルを1年後に再び日本円に交換しようとした場合に、もしその時点の為替レートが1ドル=80円になっていたら受け取れるのは8千円で、当初より2千円少なくなってしまいます。

円と外貨を両替する際には、それぞれの通貨ごとに為替レートが設定されています。
そしてこの為替レートは需要と供給のバランスによって、時々刻々と変化するものです。
そのため、外貨で運用していたお金を円に戻そうとした際の為替レートによっては、当初の金額よりも減ってしまうこともあるのだと理解しておきましょう。

さて、為替変動リスクはお金が減る可能性がある一方で、お金が増える可能性もあることにお気づきでしょうか?
これが近年、外貨建て運用を選ぶ人が増えている理由の1つなのです。

3.お金を増やす2つの要因

外貨建て運用を選択するのは、円建ての運用よりもお金を増やすことができる可能性が高いと考えるからです。
外貨建て運用でお金を増やす要因は大きく2点あります。

1つ目は既に述べた為替変動によるものです。
先ほどは将来の為替が円高(1ドル=100円が1ドル=80円)になった場合を例示しましたが、逆に1ドル=120円と円安になっていたとすれば受け取る金額は1万2千円となり、当初より2千円増加することになります。

「これから円安になる」時期に運用を開始し、円安になった時点で交換すればお金を増やすことができるということです。

今後円高になるのか円安になるのかは誰にも分かるものではありません。
しかしながら、一般的には成長する見込みがある国の通貨は高くなっていき、成長性のない国の通貨は安くなると言われています。

成長見込みのある国を見分ける一つの要因として、労働人口(若年層人口)が今後増えていくかどうかがあります。
国を支える若い人口が増えていくのであればその国は成長していき、減っていくのであればその逆となるのが基本です。

現在の日本はどうでしょうか?
人口は頭打ちとなり、特に若い人の割合はこれからどんどん減っていきます。
成長の見込みは高いとは言い難く、これから円の価値は下がっていく=円安になっていくのではないかと考える人が多い状況だということです。

お金を増やす要因の2つ目は、外貨は「高い利回り」が期待できることです。
銀行や保険会社は各国が発行する債券、いわゆる国債を購入して運用することが一般的です。
例えばこの記事を書いている時点(2017年3月23日)での各国10年国債の利回り比較を見てみましょう。

日本 0.050%/年
アメリカ 2.425%/年
オーストラリア 2.751%/年

日本はマイナス金利政策の影響もあり、10年国債の利回りは低水準です。
これは利息がもらえるどころか、お金を預けたらさらに手数料まで取られてしまうような状況です。
一方でアメリカやオーストラリアの国債利回りは2%台。

もしあなたが今、手元にあるお金を「0.10%」か「2.5%」の利息がもらえる2つの商品のどちらかに投資をしてくださいと言われたら、どちらを選びますか?

答えは明白ですよね。このような理由から、昨今の状況下では円建てでなく、外貨建ての運用がさかんに行われているのです。

円での運用が難しくなっている今の時代に資産運用を考える時、外貨建ての運用は避けて通ることはできない重要なものです。
運用のメリット・デメリットを理解し、自分がどの程度リスクを許容していつまでにどのくらい増やしたいのかなど、資産運用を始める前の計画が非常に大切となります。
難しければファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談してみるのがオススメです。

計画を立てた上で、まずは資産の一部で外貨建ての運用にチャレンジしてみましょう。

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