2016.4.26

今注目されているインカムゲイン投資は本当に有効か?!

1.資産の増やし方には2種類あるのを知っていますか?

金融商品で資産を増やす方法を大きく分けると2種類に分かれます。金融財産自体の価値の上昇によりもたらされるがキャピタルゲイン。金融資産を保有することで得られる利子や配当などで資産を増やすのがインカムゲインです。現代の相場環境においては、インカムゲインに注目されています。それはなぜでしょうか?
(1)「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」とは?
 まず、キャピタルゲインとインカムゲインを理解しましょう。キャピタルゲインは保有する金融資産の価値の上昇によってもたらされる利益です。例えば、1000株260万円(株価2600円)で買った株式を1000株360万円(株価3600円)で売却した場合は、100万円の利益が出ます。この株価の上昇や投資信託の価格の上昇により、売買をしたメリットによる利益をキャピタルゲインと言います。
 一方、インカムゲインとはその金融資産を保有することにより得られる利息や配当によって増える利益のことです。例えば、1口1万5000円の投資信託を100口(150万円分)持っているとして、配当が年に1回1口当たり200円あったとするとその年のインカムゲインは20万円ということになります。この投資信託を20年持っていて安定的な配当で1年に200円ずつあったとすると、そのインカムゲイン収益は400万円ということになります。
 では、このキャピタルゲインとインカムゲインのメリットとデメリットを見ていきましょう。
(2)キャピタルゲインのメリット・デメリット
 インフレ加速している時や景気が上昇しているときには、相対的に株価が上昇して債券の価格は下落します。こういった時期には、保有する金融財産自体が大きく価値上昇する可能性が大きいので、キャピタルゲインに向いた時期と言えます。民主党野田政権時のアベノミクス前には8000円以下の時代もあった日経平均ですが、2015年には一時2万円を越えてリーマンショック前の価格も上回りました。つまり、2年ほどで価値が2.5倍にもなったということです。
 このような時期にはキャピタルゲインを狙った投資が有効です。逆に、2015年度の後半から2016年度にはチャイナショック、ギリシャの金融不安、大規模なテロ、原油安などの影響で相場は不安定になり、一時期日経平均1万5000円割れも経験しました。このような時期には金融資産の価値が下がり「キャピタルロス」現象が起こります。
 これが、キャピタルゲインのメリットデメリットです。
(3)インカムゲインのメリット・デメリット
 一方、インカムゲインのメリット・デメリットとは何でしょうか。メリットは、安定して毎年利息や配当が付くということです。購入や売却を繰り返すことで、購入手数料などがキャピタルゲインの場合にはかかりますが、インカムゲインは保有することにより得られる資産の増加になりますから、まずコストがかかりません。(投資信託の場合は、信託報酬や運用関係費はかかります)
次に、毎年の利息や配当になりますから保持する資産に比例して「長期的に安定的に受け取れる」というメリットがあります。
 また、保有することにより得られる資産になりますから、インカムゲインという言葉があっても「インカムロス」という言葉はありません。
 インカムゲインのデメリットとしては、1年で資産が数倍になるというような、大きな資産価値上昇はあまりないということです。
現代、インカムゲインが注目されており、さまざまなインカムゲイン投資関連の書籍が発売されるようになりました。これはなぜでしょうか?

2.ますます注目を浴びるインカムゲイン、その理由は?

(1)安定的な収益なら、時間と金利を味方につけることができる
 インガムゲイン投資の最大のメリットは「安定的に長期間にかけて」利益を積み重ねていくことができるということです。保持する資産に比例して、資産が徐々に増えていきますので複利運用のメリットも受けることができます。つまり、長期投資に向いており「時間(年数)と金利(複利運用)」を味方につけることができます。
 現代のような、相場の乱高下が年度を通じて起こる場合、商品の価値(価格)は大きく変化しないけれど、利息や配当や金利が高い金融商品を選んでいくことで安定的な資産運用ができます。では、インカムゲイン投資に向いている金融商品にはどのようなものがあるのでしょうか。
(2)公共債、社債(民間債)、CBなどインカムゲイン狙いには有力商品が増えている!
 株や一部の投資信託は1年で値動きが大きくなる可能性を秘めています。一方で債券は最終的な売却価格が決まっていますから、キャピタルゲインを求める商品ではなくインカムゲインを求める商品と言えます。債券系の金融商品として、金利や配当が高いと注目をあげているのが、公社債投信やCB(転換社債)などになります。
 特に社債やCB(転換社債)は地方公共団体、公共機関が発行する債券に比べて、金利や配当が高い傾向があります。つまり、銀行に預けて0.01~0.05%などの利息を得るぐらいなら民間債で0.5~数%の金利を得た方がお得という考え方も出てきます。
 現在は書店やネットで高い金利が付く社債の金利一覧などもありますので、そういった安定した金利や利息配当によるインカムゲイン投資を狙うのが、堅実な資産運用の一つとも考えられます。

3.まとめ

 インカムゲイン投資とキャピタルゲイン投資のメリットとデメリットについて話してきましたが、それぞれ一長一短がありますが資産運用の基本は「長期分散投資」です。上手にこの2つの投資法を組み合わせて、時代に応じてその配分を変えていくような投資が理想と思われます。安定的に資産を増やすことができるインカム投資型を長期分散投資の中心に据えながら、短期的にキャピタルゲインを狙う投資方法も一部加えていくというのが堅実で安定的な戦略的資産運用ではないかなと考えられます。あなたの金融資産はどのように管理されていますか?一度、ファイナンシャルプランナーに相談して、インカムゲイン型投資とキャピタルゲイン型の投資をバランスよく、アセット・アロケーション(資産分配配置)してもらいましょう。

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