2016.2.12

「マイナス金利」導入は第二の「リーマンショック」になるのか!?

1.まさかの黒田バズーカ逆噴射!?

(1)今、相場で何が起きているのか!?
日銀がマイナス金利導入を発表したのが1月29日、その日を含め株価、外国為替と乱高下しています。特に日本株は円高ドル安も重なり総崩れの様相です。このような状況においてネットで流れるニュースや経済誌などは今回の金融政策を失敗と批判をする論調が増えているように感じます。いわゆる「黒田バズーカ失敗」や「黒田バズーカ逆噴射」といった表現になるのでしょうか。
(2)今回はタイミングが悪かった
過去2回、日銀黒田総裁が放った金融政策(主に量的緩和と呼ばれるもの)は2回あり、2013年4月、2014年10月と相場のトレンドを上昇局面に変えるインパクトのあるものにしてきました。しかし、今回はどうでしょう?ここまでは上手くいっていません。その理由としては昨年来から続く原油安、中国経済の失速、昨年末に敢行された米国の利上げによる新興国から資本回収の動き…更に2015年の経常収支が2010年来5年ぶりの高水準となり円の実需も活発化しています。更に更に先んじて「マイナス金利導入」を導入しているECB(欧州中央銀行)のユーロ圏内では明らかに失敗をしていると批判されており、今回導入した日銀のマイナス金利の仕組みを理解せずに批判しているエコノミストや評論家が多いのも逆噴射している理由ではないでしょうか。

2.ショックなのかパニックなのか?

(1)そもそも原因は?
今回の下降トレンドを昨年の8月に起きたいわゆるチャイナショックから始まるものと考えると、日経平均2万900円(2015年8月)から1万5713円(2016年2月)と5187円の下落になりました。
金額だけ1万2000円台から7000円弱まで下落したリーマンショックと変わりません。今回の原因としてはやはり中国経済に頼っていた世界経済が中国経済の成長スピード失速とともにその勢いを失った事が上げられます。「成長スピード失速」という表現にしたのは中国経済は年間6%台での成長は確保出来ており(統計に問題がありそうなのはのぞきますが)決して破たんをした訳ではありません。
(2)ショックとパニックの違いは?
それでは、ショックとパニックの違いはどこにあるのでしょうか?ショックとはリーマンショックやギリシャショックのように金融機関や国が破たん、または破たん寸前になるような事を指すのではないでしょうか?そう考えると今回はパニック程度と捉えるのが妥当と判断されます。

3.ただのパニックなら安心ですが…

(1)実は気になる話があります
私自身、無駄に不安を煽るような事はしたくないですし今年は日本株が2万2000円台まで復活すると見込んでいたのでこの状況は嬉しくもなんともありません。ただし、しっかりとした判断をしていかなければFPとしてお客様の資産を守れません。
評論家のように年末は2万円、年明けは1万8000円、今は1万2000円など何かのセールのように目標価格を下げるような事もしません。しかし、気になる話があります。
それはヨーロッパ経済をけん引している「ドイツ」、その「ドイツ」の中で一番大手銀行の「ドイツ銀行」が不安視されているのです。
(2)なぜ不安視されているのか
ずっと悪い悪いと言われているヨーロッパ経済を支えているドイツに何が起きているのか?
実は冒頭でも話題になっている「マイナス金利」が要因と言われています。2014年にはマイナス金利を導入しているユーロ圏では大手銀行の収支が崩れており経営が苦しくなっている様子です。特にドイツ銀行はヴォルクスワーゲン(VW)の規制不正への対応もあり経営難に陥っていると囁かれており、株価も低迷しています。また、COCO(ココ)債と呼ばれる新しい金融派生商品の取り扱いをめぐっても不安視されているのです。

4.本当の問題はココにある!

みなさんはCOCO(ココ)債と呼ばれる金融商品があるのはご存知でしたか?
実はリーマンショックを引き起こした「サブプライムローン」と呼ばれる金融派生商品の仲間です。
機会があればこのCOCO債に関してもう少し掘り下げたコラムも掲載いたします。

5.惑わされない事!

そもそも「マイナス金利導入」ですが今回の日銀のマイナス金利政策で市中の普通預金はマイナスには
なりませんのでマスコミをはじめ騒ぎ過ぎです。銀行は本来業務である貸出をして利益を稼ぐという本来業務に力をいれれば良いのです。ただし、ヨーロッパや中国など世界で起こるパニックはあっというまにショックになるので注意が必要です。とくにCOCO債には要注意です。

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