2016.4.30

量的緩和とは?いまの金融緩和政策をまるっと3分で把握!

1.量的緩和(りょうてきかんわ)とは?

(1)量的緩和とは
量的緩和とは、日銀(日本銀行)が2013年4月~行っている大規模な金融緩和で、民間の銀行から年間80兆円の国債などを毎年買い入れて、市場に出回るお金を増やすという政策のことを指します。
市場に出回るお金が増えるとなぜ経済がよくなるのでしょう。
それは、民間の銀行が多くのお金を持つと積極的に企業や個人に貸し出すようになるからです。そのお金を企業や個人が使うことで良い循環ができ、経済効果が図れるということです。
そして、前回の2001年3月~2006年3月までの金融緩和との違いは、〝量〟〝質〟〝金利〟という3つの次元で追加的な金融緩和を行っているという点です。
〝量〟とはいわずもがな。では、〝質〟〝金利〟とはなんのことを指すのでしょう。
まずは〝質〟。質的金融緩和とは、国債だけでなく、ETF(上場投資信託)やJ-REIT(不動産投資信託)、CP(コマーシャル・ペーパー)等や社債など、さまざまな〝質〟の金融資産を買い付けるという政策です。
次に〝金利〟ですが、日本銀行は2016年1月にマイナス金利を適用しました。マイナス金利とは民間の銀行などが日本銀行に預けるお金の一部に▲0.1%の金利をつけるということです。民間の銀行は日本銀行にお金を預けると利子ではなく利息がついてしまう(預けただけで残高が減ってしまう)ので、積極的に企業や個人に貸し出すことになるということです。個人の私たちの身のまわりでは、住宅ローンの金利低下ということでその効果が表れています。
つまり、日本銀行はこの3つの次元で目標を達成しようとしています。
ではその目標とはなんでしょう。
(2)目標は?金融緩和はなんのためにしているの?
 
3年前の2013年1月、日本銀行は物価安定の目標を消費者物価の前年比上昇率2%と定めました。そしてその後は安定した2%上昇を目指しています。物価が安定するということは、企業や個人は資金計画が立てやすくなり、消費を促すことになります。それが日本経済の健全な発展に繋がるというわけです。
 
そして、積極的な金融緩和を取り入れている理由はこれをはやく実現するためなのです。
日本銀行はこの目標の達成見込みを2017年前半としています。
3年前の2013年1月に量的・質的金融緩和、2016年1月にマイナス金利、を適用してその効果はどうでしょう。現状をみてみましょう。
(3)政策の効果は?現状はどうなの?
2016年4月、日本銀行の決定会合で発表された数値は、2017年前半の達成見込みが2017年後半に先送り。そして消費者物価指数(CPI)の上昇率は2016年度が0.8%⇒0.5%、2017年度が1.8%⇒1.7%という下方修正でした。
また、追加緩和が焦点となっていましたが、マイナス金利の効果があらわれるのは半年後ということから様子をみるため、追加緩和をせず、現状維持という決定がされました。

2.まとめ

いかがでしたか。長年続いたデフレを脱却するため、日本経済の健全な発展を目標に日本銀行はさまざまな政策を取り入れています。その効果として住宅ローンは過去最低金利を推移していますので、住宅購入を検討されている方にとっては朗報ではないでしょうか。また、消費者物価指数が安定的に2%上昇していくことを見越して、いまから物価上昇の対策をしておくのも一つです。今後の動きに注目していきましょう。

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