2015.10.2

住宅ローン、年収だけで決めてよいのか?

1.住宅ローンと年収の関係

住宅ローンと年収。住宅購入の際、必ず話題にあがるのがこの2つです。住宅ローンは年収の○倍までという都市伝説を解明します。本当に住宅ローンを年収だけで決めてよいのかがわかります。
『住宅ローンは年収の5倍まで』巷でよくきく判断基準、これって本当でしょうか。実は、住宅ローンと年収の関係は次の2つの側面に分解することができます。
①金融機関の審査基準→住宅ローン審査と年収
②住宅ローンを組むご家族の今後の生活への負担→住宅ローン返せる額と年収
(1)住宅ローン審査と年収
これは言わずもがな、金融機関が、この人に住宅ローンを貸してもよいのかな、返済できそうかなという基準で審査するときにその人の年収が重要な審査基準になるということです。
年収の5倍~7倍という判断基準を設けている金融機関もあれば、年収に対して、住宅ローンの年間返済額が30%~40%という基準を設けている金融機関もあります。巷でよく聞く『住宅ローンは年収の5倍まで』というキーワードは、実は審査側の基準をもとに言われていることなんです。
   
(2)住宅ローン返せる額と年収
金融機関の住宅ローンの審査を通過すれば、それは安全に返せる住宅ローンの金額と言えるのでしょうか。確かに、金融機関も融資が焦げ付いてしまえば痛手をおいますので、返せるか否かという視点で審査をすることになります。
ただ、時間も費用も限られている中で、丁寧に1件1件審査をするというのは事実上無理に近く、ある程度画一的な審査基準が設けられていると言ってよいでしょう。でも、少し考えてみてください。ご家族それぞれで、今後かかるお金って違いませんか?
教育資金ひとつとっても、私立なのか公立なのか?自宅から通わせるのか、そうでないのか?大きな金額の差が出ることが分かると思います。住宅ローンの審査を通過した=安全な住宅ローンではないのです。

2.あなたにあった住宅ローンの金額は?

(1)年収以外に考えること
住宅ローンの借入額を考える上で、考えてほしいのは今の年収だけではありません。少なくとも以下の項目は、今後どのくらいかかるのか、どの程度見込みがあるのか、どの程度変化があるのか、洗い出してほしいと思います。
・お子様の教育資金(住宅資金のと同じくらい大きな費用がかかります)
・旅行やレジャーにかけるお金(どのくらいかけたいですか)
・車の購入費用・年間の維持費
・趣味や習い事にかけるお金
・奥様の働き方は?
・今後転職や独立予定はありますか?
・退職金や年金はどのくらいもらえますかetc
何にお金をかけたいかは人それぞれだと思います。住宅よりもお子様の教育にお金をかけたい方、旅行やレジャーは外せない方。これらを考えずに住宅の予算、住宅ローンを決めてしまっては、結果自分達が大事にしたいことをあきらめざるを得なくなってしまう危険があるのです。
  
(2)どうやって計算する?
そうはいっても、何にどのくらいお金がかかるかなんて分からないよ・・・という方、是非ライフプランニング表を作成してみてください。インターネットで検索すると、無料でエクセルファイルがダウンロード出来たりもします。自分で作るのは難しいという方は、FP事務所に作成を依頼しましょう。作成料は、事務所によって様々ですが、第三者目線で作成してくれますのでご自身で作るよりは、甘くならずに正確なライフプランが作成できると思います。

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