2015.10.3

これからどうなる?住宅ローンの金利推移 変動 or 固定?

1.いよいよ金利が動くかもしれない?!

これから住宅ローンを組むなら、固定金利がいいのか、変動金利がいいのか。デフレ脱却かといわれる今、いよいよ金利が動くかもしれません。今後、金利の推移はどうなるのか考えてみましょう。
(1)金利が上昇する材料が整いつつある?!
いよいよ金利が動くかもしれません。長く続いたデフレの時代から、2020年に東京オリンピックを控え、アベノミクスに象徴されるように年2%の計画的なインフレ政策も実施され始めています。政策金利が上昇するということは、住宅ローンの金利も上昇するということです。今後、住宅ローンを組む方にとって変動金利がいいのか、固定金利がいいのかについても迷うところです。過去の金利の推移を振り返りながら今後の金利を振り返ってみましょう。
(2)過去30年の金利推移、2014年以降は0.5%以下の状態が続いている
表1は民間金融機関の住宅ローンの金利推移です。金融バブルと言われた1990年に金利8.5%を付けて以来、住宅ローンの金利は下落の一途をたどってきました。
住宅ローン金利推移
【表1】民間金融機関の住宅ローンの金利推移(住宅金融支援機構のHPより)
10年国債の金利の推移でこの10年国債の金利が固定金利10年以上の住宅ローンの金利に影響を与えています。2000年1月以降金利は2.0%以下で推移しており、過去5年にいたっては1.5%以下で推移しています。つまり、日本では長く低金利状況が続いており、これは世界的にみても非常に低い金利と言えます。
 

2.変動金利が有利?固定金利の方が有利?

(1)住宅ローンの金利はこうして決まる
住宅ローンの金利ですが、「変動金利」は短期プライムレートといわれるレートに連動して決まります。短期プライムレートは銀行が企業にお金を貸し出す際の金利のことです。この短期プライムレートは各銀行が独自に決めており、その決め方は日本銀行の金融政策に影響を受けています。過去2年間はこの短期プライムレートは1.5%で変動していません。
一方「固定金利」は先述のとおり10年国債の金利に連動して決まります。10年国債の金利は債券市場の需給関係に左右されます。いわゆる、「景気」に左右されるといってもよいでしょう。そのため、昨今は微妙な動きではありますが毎月住宅ローンの固定金利は変化しており、徐々にではありますが上昇傾向にあります。
(2)変動金利?それとも固定金利?これからの金利の推移
 
今後、住宅ローンを組む際、変動金利が良いのか固定金利が良いのか。今後景気が減退傾向にある場合は変動金利が有利ですし、景気が上昇傾向にある場合は固定金利の方が有利と考えてよいでしょう。しかしながら、今後金利がどう変化していくかは誰にも予測はできません。
予測はできないけれども、仮想で金利を想定して住宅ローンを組んだ場合、最終的な総支払額を試算計算することは可能です。一度、今度のライフプランを想定して実際にいくらかかる可能性があるのかを計算してみることで、住宅ローンにかかるお金が実感できてくると思います。

3.短期金利はこれからの景気次第、長期金利は徐々に上昇

今後の金利についてはだれも予想できないとお伝えしましたが、過去40年の金利の推移をかんがみた場合、今後も金利が急上昇することはあまり考えにくい環境にあるといえるでしょう。
ただし、今後インフレ政策が推し進められていく経済環境を考えると、金利は徐々に上昇傾向にあるといえます。そういった中で、住宅ローンを組む場合は金利十年固定の変動金利で住宅ローンを組むとか、全期間固定の固定金利で住宅をーんを組んでいくのか賢明な策と言えるかもしれません。

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