2016.7.28

青田売りをする業者はあぶない!?それとも…

1.青田売りとは

青田売りは不動産用語ですが、その語源は農業にあります。お金に困った農民がまだ田畑が青いうち、つまりまだ稲が実っておらず青々としている時期に、収穫を見越して先に農作物を販売してしまうということがかつて起きていました。
もともとはそのことを青田売りと言っていたのですが、不動産業界にこの言葉が使われるようになり、不動産業者が工事完了前の宅地、建物を販売することを指すようになりました。建て売りならぬ「売り建て」ということになります。

2.青田売りは違法…?

まだ立ってもいない住居を売るという青田売りは、違法なのか合法なのかという疑問が浮かぶと思います。
結論から申し上げますと、青田売りの全てが違法というわけではありません。
例えば新築マンションなどは完成前にモデルルームで販売されることがよくあると思います。
では違法な青田売りとはどのようなものなのでしょうか。
それは建築確認、開発許可をとらずに販売、または広告をしているケースです。許可なしで、完成していないものを売ろうとするケースが違法ということです。
青田売りと混同しやすい言葉として建築条件付土地の販売というものがあります。
建築条件付土地というのは所定の工務店などで建物を建てることを条件に買うことができる土地のことです。
これはあくまで土地の売買であって建物の契約がまた別になっているため、開発許可、建築確認がとれていて宅建業法に基づく正しい販売がされていれば違法性はありません。

3.購入者側にメリットはあるの?

完成後のイメージ画像などしかなく、どんな出来栄えになるかもわからないのに、先にお金を払わなくてはならない青田売りに購入者メリットはあるのでしょうか。
一見、建物が出来上がるまでの不安感や、完成までの間の地価下落リスク、実際の通風、日照、眺望が確認できないなどデメリットばかりに見えると思います。
ただ、メリットもないわけではありません。
例えば契約が早ければ間取り変更、設備、壁紙の変更など融通が効くことです。物件によりますが、住宅が建築されていく過程を見ることができるのもメリットです。そのほかにも優れた物件を早い者勝ちで押さえられる、引っ越しまでのスケジュールをゆっくり立てられるなど、挙げてみるとメリットも少なくはないようです。

4.さいごに

青田売りのメリット、デメリットをお伝えしてきましたが、一番大事なことは皆様が悪質な業者に青田売りで騙されないようにすることです。
違法な青田売りをする業者には特徴があります。
広告に「自由設計」「フリープラン」などと大きくうたい、建築条件付土地であるという明記がない、または欄外に小さく書いてある、土地と建物のセット価格が目立ち、土地の価格表示が小さいなどです。
契約時に土地と建物の同時契約を迫る業者も危険なようです。建物の契約は土地契約後の3カ月以内までで良いのです。
このような点には十分に注意し、悪質な業者に騙されることのないようにしてくださいね。他にも不動産業者を選ぶ際の注意点はたくさんありますので、気になる方はお気軽にFPバンクまでご相談くださいね。

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