2016.10.26

年収300万円で家を買う!上手な住宅ローンの組み方

1.借りれる額よりも返せる額が大切

「私の年収は300万円で今年2人目の子供が生まれました。そろそろ家を買いたいのですが、住宅ローンって組めるものなのでしょうか?」

と先日ご相談をいただきました。

「今、どんな家を買おうとしていて、現在の貯蓄金額や今後の子育ての仕方でもこれからの将来にかかってくる家計の費用は大きく変わってきます。まずは、そのあたりの家族環境を教えていただけますか」

と私は答えました。

家を購入するというのは人生で最も高い「買い物」をするということです。単に銀行の住宅ローンの金利や借りられる額だけに注目するのではなく、そもそも現況に合ったマイホームを選ぼうとしているかどうかをチェックしましょう。

金融機関で住宅ローンを組む場合、借りる側の年収に応じて「返済比率」という基準が決まっており、それに応じて借りることができる金が決まってきます。そのため、年収に見合った物件を選ぶ必要があります。それだけでなく、今の生活費がいくらなのか、これから子供をどのように育てるのかによっても今後の生活にかかる費用は変化していきます。そういったところも含めて、「借りられる額よりも、安心して返すことができる額」を借りるということが大切になってきます。

 

2.家計の課題を明確にするには?

安心して返せる額というのを明確にしたうえで、住宅ローンで借りる金額を算出していくことが大切ということを述べました。その条件にはどういったものがあるのでしょうか。例えば、年収300万円と言ってもすでにコツコツためてきて、貯金が1000万円ありますという方と、貯めるのが苦手で手元には20万円しかありませんという方では物件の購入価格も変わってきます。

また、貯金はないけれども親が1000万円補助してくれるというケースもあるかもしれません。家族によって家計を取り巻く環境が違いますから、それぞれの家庭で「家を購入するにあたっての課題」を明確にしておくことが大切です。例えば、すでに勤続10年以上たっているという方と転職したてで1年もたっていませんという場合は、金融機関により査定が変わってくるということもあります。ほかにも、クレジットカードでお金を借りていて、たまたま返済が遅れてしまったということだけで、十分本来なら審査が通る人も落ちてしまうということもあります。

 

まず、現在の家計を取り巻く環境を整理して、将来の資金の流れがどうなるかというライフプランニング表をつくることで、将来の「資産残高の推移」がわかってきますので、そこから逆算して「買える家の予算」が決まってくるということを知りましょう。すごく欲しい家があるからと無理に借りられる金額いっぱいの住宅ローンを借りて、ボーナス返済なども組み込んだ結果、その後の状況でボーナスが見込めなくなり、住宅ローンの返済が厳しくなり泣く泣く家を手放さなければならないということも考えられます。大きな失敗をしないように、事前に家計の課題を明確にしましょう。

 

3.具体例から見る上手なローンの組み方

これは実際の相談例ですが、貯金もなく親からも住宅資金の援助がない方でしたが、上手く住宅を買うことができた例を挙げておきます。その方は、年収から考えるとこの物件の金額は大丈夫なのだろうかということでの相談でした。確かに、そのまま銀行に審査を出せば、少し厳しそうだなと思われました。

そこで、家計の状況をお聞きすると奥様もパートで年間80万円ほど収入があるということがわかりました。そこで、住宅ローンの審査の際の「審査金利」が低く設定されていて、なおかつ奥様の収入も収入合算ができる固定金利のフラット35を使ってみることにしました。その方の場合は、ご主人様が公務員で勤続も10年を超えていたこともあり、諸費用ローン(物件価格の1割)も借りることができて、手元の貯金は少なかったのですが、無事住宅ローンを組むことが出来ました。

それだけでなく、トータルにかかる住宅コストも大幅に抑えることが出来ました。具体的な例でいうと、団体信用生命保険はフラット35の場合は任意なのですが、実際には住宅金融支援機構の団体信用生命保険ではなく、同じような仕組みの民間の生命保険を使うことでトータルコストが150万円ほど削減できました。

そういったことのほかに、この方の場合はこれからかかる子育ての費用だけでなく、老後の資金や病気やけがに備えたライフプランを立てて、その通りに実践していただきました。マイホームを無事購入出来て引越し後にご連絡があり「こんな僕でも夢のマイホームを持つことができて本当にありがとうございます」とご連絡をいただきました。

一件、難しそうに思える住宅ローンの審査でしたが、さまざまな回避方法を駆使することで、無理なく返せるローンを組むことが可能です。やはり、専門家の知識を活用することで、大きく住宅にかかるコストを抑えることができます。

家計の環境はそれぞれ違います。まずは、将来かかってくる費用なども考えたうえで、住宅の購入を考えることが大切です。まずは、お近くのファイナンシャルプランナーにライフプラン表を作ってもらい、課題を明確にして、安心して住宅ローンが返せる金額を明確にされてみてはどうでしょうか。

  • 無料相談予約TEl
  • 無料相談予約フォーム
初めての方

キッズスペースもあります

採用をご希望の方へ
ページ上部へ戻る