2016.6.18

住宅ローンの連帯債務ってなに?

1.住宅ローンは連帯債務を活用すべき?

(1) そもそも連帯債務とは?

連帯債務とは、1つの住宅ローンに対して夫婦や親子の収入を合算して二人で借入を行う事です。「夫だけ」「妻だけ」では希望する金額の借入ができない場合に利用するケースが多いです。
例えば夫の年収が500万円妻の年収が200万円という場合、収入を合算して『年収700万円』として1つの住宅ローンを借りることを連帯債務といいます。
一般的には年収が高い方が主債務者となります。

(2)連帯債務のメリット

連帯債務の最大のメリットは住宅ローンの借入額を増やせる事です。
上記の例でいうと夫の年収500万円では借入限度額は3700万円です。
(フラット35 金利3% 元利均等返済 35年借入のケース)
一方で夫婦合算の場合、年収700万円になるので借入限度額は5300万円となります。
限度額いっぱい借入をするかどうかは考える必要がありますが、自身の購入希望物件がお一人の年収では購入できない場合などは、連帯債務を使う事で購入可能となります。もう1つのメリットとして、連帯債務を行うことにより住宅ローン控除も夫婦2人分受けることができます。

(3)連帯債務のデメリット

連帯債務のデメリットとしては、毎月の返済負担が大きくなるので借入した後に夫婦の一方が仕事をやめた場合返済が厳しくなる部分です。
例えば借入をした後に育児などで妻が仕事を辞め、合計の収入が減り毎月の返済が苦しくなるという事があります。連帯債務を視野に入れる場合、そういった事も踏まえて今後の資金計画を立てる必要があります。

2.連帯債務とペアローンの関係

(1)ペアローンって何?

ペアローンは連帯債務のように1本のローンを2人で組むのではなく、1つの物件に対して夫と妻がそれぞれ1本ずつの計2本のローンを組むというものです。
契約を2つするので手続きも2つになり、支払いも当然2つになります。

(2)連帯債務とペアローンはどう違うの?

連帯債務の場合は住宅ローンの契約が1つなので団体信用生命保険(以下、団信)は住宅ローンの名義人にしかかかりません。よって夫が万一亡くなった場合は団信の保障があるので住宅ローンの残りの支払いはゼロになります。ただ、連帯債務者が万一亡くなった場合は住宅ローンを今まで通り支払い続ける必要があります。一方でペアローンは住宅ローンの契約が2つなので夫婦それぞれに団信の保障がかかります。夫が亡くなれば夫の分の住宅ローンがゼロになります。
また妻が亡くなった場合は妻の分の住宅ローンがゼロになります。
民間の金融機関ではほとんど「連帯債務」は扱っておらず、夫婦の収入を合算して借入を行う場合は「ペアローン」が一般的です。連帯債務を利用する際はフラット35を利用するのが一般的といえそうです。
この連帯債務とペアローンの違いを理解したうえで、借入を検討していただければと思います。

3.ポイントは金額、控除、団信

いかがでしたか?
「連帯債務かペアローン」をどちらにするのかは団信の保障を夫だけにするのか、もしくは夫婦両方の保障にするのかで変わってきます。ただマイホーム購入後に奥様の出産に伴う休職期間や子育て期間がある場合、住宅ローン控除が受けられなくなる等、ほかにも考えていく必要があります。
また、離婚した場合、「連帯債務」で返済し自宅が共有名義である場合は注意が必要となります。よく起こる問題としては元夫の連帯債務者である妻の支払い割合をどうするのか、
離婚後に自宅を売却したくても、元夫が売却に賛同してくれないなど様々なトラブルを引き起こします。このようなリスクを減らしたい場合は「ペアローン」にして夫婦それぞれの支払い義務をはっきりさせた方がいいという考え方もあります。
このようなことから計画性をもって住宅ローンを組む必要があります。一度専門家にご相談の上、計画を立ててみましょう。

  • 無料相談予約TEl
  • 無料相談予約フォーム
初めての方

キッズスペースもあります

採用をご希望の方へ
ページ上部へ戻る