2016.5.14

住宅購入時に転職をする際の注意点

1.住宅ローンの審査が通ったら転職しちゃいけないの!?

答えはNOです!
転職しても問題ありません。
ただ、転職をするタイミングであったり、注意しなければならないポイントを押さえる必要があります。ここではそのポイントについてお伝えしていきます。
(1) 転職したら住宅ローンに影響があるの?
住宅ローンの「審査中」か「返済中」か、どのタイミングで転職を行うかによって、大きな違いが出てきます。転職のタイミングが審査中か返済中かで影響も対策も異なったものになりますので、きちんと把握しておくことが肝要です。
(2) 住宅ローンの審査中に転職する際の注意点
                        
審査中に転職された場合はその旨、金融機関に連絡を入れて審査自体をやり直す必要があります。よって、転職以前は審査が通る見込みであったものが、転職する事によって審査が通らなくなるなんて事もあるのです。また、転職の事実を偽り審査が通ったとしても、あとでその事実が発覚すれば一括で返済を求められるような恐ろしい事にもなりかねません。虚偽の申告は取り返しのつかない事態を招きます。
(3) 住宅ローンの返済中に転職する際の注意点
住宅ローンの審査の告知は、あくまでも借入れ時点で住宅ローンの審査に通るかどうかを決めるためのものです。
返済開始後に転職して状況に変化があったとしても、住宅ローン自体、基本的には影響はありません。毎月きちんと返済があれば、金融機関側からしても特に問題がありません。金融機関は利息という利益きちっと回収できていますからね。
ですので、転職後の住宅ローンへの影響に関しては、気にする必要はありません。
転職した事を金融機関に報告するだけで構いません。
報告を行わなくても住宅ローンの支払いが滞らない限りはペナルティを受けることはないでしょう。
FPとしては何事もきちんと報告する事をオススメしますが。

2.勤続年数が短いと住宅ローンが通らないの?

(1)住宅ローンの査定において勤続年数の目安は?
住宅ローンの借入要件には「勤続1年以上」や「勤続3年以上」という一般的な項目があります。勤続年数があまりにも短いとこの要件を満たしていないことになり、住宅ローンの審査に通らない可能性が高いです。
理由としては、勤続期間が短いと、現在の収入が将来に渡り安定的に継続すると判断する材料に不安がある為です。その結果、金融機関からの借り入れが出来ない事があります。
もちろん例外もあり、勤務先の規模等によっては短い勤続期間でも貸し出しはしてくれるのですが、一般的な借入可能金額に比べ、大幅に減額されたり、金利が高くなるケースも見受けられます。
(2)キャリアアップの転職でも住宅ローンの査定においてはマイナス評価に?
キャリアアップの転職で年収が上がるので住宅ローン審査には影響がないと考える方もいます。実際は、キャリアアップかどうかの判断が金融機関により異なります。
よって、収入が増えても住宅ローンが借りられないケースもあります。
例えば転職後の職種が異業種である場合などです。
収入は増えても「キャリアチェンジ」という見方をされるケースは、住宅ローン審査においてはマイナス査定になる可能性があります。
一方、同業種でキャリアに一貫性がある場合、同業種で年収があがる場合などは「キャリアアップ」とみなされ住宅ローン査定に影響がないケースもあります。
ただ「キャリアチェンジ」でも転職先の会社の規模が大きい場合などはマイナス査定にはならないケースもあるので、金融機関や専門家に事前に相談することをおすすめします。
(3)勤続年数に関係なく借入ができる住宅ローンは?
「フラット35」という住宅金融支援機構の住宅ローンは勤務年数に関係なく借入が可能です。収入要件はありますが、「勤続何年以上」という要件はありません。ただし、住宅ローンの借り入れには、前年度(1月から12月まで)の収入を証明する書類が必要となるため、転職後1年以上を経過していないケースでは、収入要件を満たすことができないこともあります。

まとめ

転職を考えている方は「住宅ローンの審査を通す」という観点からみれば、審査に通った後に転職した方が良いかもしれません。
ただし、転職後に収入が減少する可能性なども考えると慎重な決断が必要になります。今後のライフプランも踏まえてファイナンシャルプランナーに相談してみるのも有効な手段だと思います。
住宅購入は新たな生活のスタートです。今後の生活を安定して送ることを念頭に住宅購入を考えていきたいものですね。

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