2016.6.3

いくらなら払える?月々の返済額から考える無理のない返済の仕方とは

1.ローンを組む期間をどう考えるか

住宅ローンを組む期間は、何千万という借り入れということもあり、とても慎重に決めたほうが良いのですが、ローンを長く組むのと短く組むのとでそれぞれどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

(1)ローンを長く組むと

長く組むメリットとしては毎月の返済額が少なく月々の生活に余裕が持てたり、手元現金を残しやすかったりするということです。
デメリットとしては支払総額が膨らむということです。長く借りればそれだけ支払い利息が多くなります。

(2)ローンを短く組むと

短く組むメリットとしては先ほどとは逆で、支払い利息が少なくなり支払い総額は安く済みます。
デメリットとしては子育て期間中というお金がたくさんかかる時期に住宅の出費が大きすぎることで家計を圧迫してしまうことです。お子様が幼稚園、小学校に通っているときに払えるローンでも、高校、大学になって学費がかさみだしてからも払えるとは限りません。

2.住宅ローンを短く組んでしまうことで起こりがちなこと

返済総額を下げるためにローンを短く組み、月々の返済を高く設定した方が陥りやすい状態について解説していきます。

(1)教育費が払えない!

住宅ローンを短く組み、返済額を大きくするとローンの返済を急ぐあまり本来貯蓄を増やさなくてはいけない時期に貯蓄があまりできず、お子様が大きくなったときに教育費用で手元現金がどんどん出ていってしまうということがしばしば起こります。そうなると今までなんとかプラスで回っていたキャッシュフローがあっという間に毎年マイナスになってしまいます。あわてて借り換えでローンの期間延長をして、毎月の支払額を下げても対処が間に合わず、最悪は貯蓄が底を尽きてローンが返せなくなってしまうということも現実に起きていることなのです。

(2)生活費を圧迫!

短期ローンを組むことで住宅費の家計に占める割合が大きすぎて、生活費やレジャー費、お小遣いを削らざるを得なくなってしまうということもよく起きます。住宅を手にいれることによって他の多くが犠牲になってしまうケースです。素敵なマイホームを手に入れて、今までよりも楽しい生活がスタートするはずだったのに、ふたを開けてみたら我慢ばかりのつまらない生活になってしまったのです。このようなご相談でいらっしゃるお客様も多くいらっしゃいます。

3.住宅ローンを長く組んでも返済総額を下げる方法

お子様に教育費がかかる期間の支払いを低く抑えるために長く住宅ローンを組むと基本的には支払い総額は多くなってしまいますが、それでも支払いを最低限に抑える方法はあります。

(1)住宅ローンの金利は低いものを選ぶ
 
 例えば35年の住宅ローンを1%で借りた場合と3%で借りた場合どれだけの差が出るのかをシミュレーションしてみましょう。借入金額はどちらも4000万円、元利均等返済で金利は全期間固定ということにします。

 1%の場合3%の場合
毎月返済額\112,914\153,940
支払い総額\47,423,753\64,654,496

 上の表をご覧いただくと、2%の金利差で実に1723万円もの支払い総額の差が出てしまいます。毎月の返済額の差も注目すべきポイントです。月々4万円以上家計から出ていくお金が違うとどうでしょう。多くの家庭ではその4万円を貯蓄にまわせるかどうかで、資金計画が変わってくるのではないでしょうか。1%と3%という違いは少し極端でしたが、少しでも金利は低いほうが有利であることはご理解いただけたのではないかと思います。

(2)上手に繰り上げ返済

 繰り上げ返済は基本的には利息分が減り、できるときにはしたほうがお得です。ただ時期を間違えるととんでもないことになってしまいます。教育費がかかる時期などお金が貯まっていなければならないときにすでに繰り上げ返済をたくさんしすぎていると思わぬところで手元現金不足ということになってしまうのです。とはいっても全く繰り上げ返済をしないというのも、もったいないことになってしまいます。ではどうすればいいか。人によって繰り上げ返済をしていい額、次期は違うので、キャッシュフロー表を作成し、十分余裕を持って返せて、かつ先々に現金が足らなくなることがないポイントを見つけるのです。

まとめ

日本人はお金を借りることにとても抵抗を持つ傾向があります。
借りたお金を早く返してしまいたいという思いと、利息がもったいないという思いから、住宅ローンを組む期間を極力短くし、かつ繰り上げ返済を積極的にしようとします。
その結果計画的でない無理な返済となってしまい、生活を圧迫してしまいます。
一番大事なのは住宅だけにフォーカスするのではなく教育費、退職後資金など先々に必ずかかる出費すべてに視野を広げ計画を立てるということなのです。そのうえで自分にとっての適正な住宅ローン期間とは何年なのかを慎重に考えるようにしましょう。もしご自身で調べてもわからないことがあればお気軽にFPバンクにご相談ください。

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