2015.11.5

あなたには相続問題は発生するのか?

1.法定相続人とは

あなたは、法定相続人ですか?相続の基本を解説し、あなたが相続問題に取り組まなければいけないのかを明らかにします。
法定相続人の範囲や法定相続分は、民法で定められています。まず、死亡した人の配偶者は常に相続人となります。配偶者以外の人は、次の順序で配偶者と同時に相続人になります。
第1順位:死亡した人の子供
その子供が既に亡くなっている時は、その子供の子供や孫など(直系卑属)が相続人となります。子供も孫もいるときは、子供の方が優先です。
第2順位:死亡した人の父母や祖父母など(直系尊属)
父母も祖父母もいるときは、父母が優先です。
第3順位:死亡した人の兄弟姉妹
その兄弟姉妹が既に亡くなっている時は、その人の子供が相続人となります。

2.法定相続分とは

(1)配偶者と子供が相続人である場合
配偶者1/2 ・子供1/2(この1/2を子供の人数で均等に分けます)
(2)配偶者と直系尊属が相続人である場合
配偶者2/3 ・直系尊属1/3(父母とも相続人の場合には、この1/3を均等に分割)
(3)配偶者と兄弟姉妹が相続人である場合
配偶者3/4 ・兄弟姉妹1/4(兄弟姉妹が複数いる場合にはこの1/4を均等に分割)

3.遺留分とは

民法に定める法定相続分は、必ずこの相続分で遺産の分割をしなければならないわけではありません。ただ、本来相続人だったはずの人の権利を守るため、民法には遺留分という制度があります。
遺留分について詳しくはこちら
遺留分を知れば遺産分割対策が見えてくる

4.まとめ

相続において問題になるというと、相続税の負担をどうしようと思う方も多いと思います。ただし、問題になるのは相続税の負担よりも、相続財産をどう分けるかの方が圧倒的に多いです。相続財産が、現金だけで、相続人同士も仲が良く、きれいに分割できました・・・というのはレアケースなんです。
相続財産の中に、不動産がある場合、株式がある場合、どうやったら均等に分けられるでしょうか?親の面倒をみていた子供と、そうでない子供、同じ相続分でよいのでしょうか?うちはそんなに相続財産多くないから・・・相続でもめるのは、実は相続税の課税対象には届かない財産の場合に多いというデータもあります。
みなさんも、相続税の節税対策だけに捉われず、法定相続人がだれなのか?法定相続分は?遺留分は?という基本ルールをしっかりおさえたうえで、どう公平に分割すべきなのか、遺言書の準備も含めあらかじめ考えておくことをお勧めします。

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