2016.9.16

変額保険の魅力とは?

1.変額保険とは何か?

まずは変額保険を理解することろから始めましょう。変額保険とはどのような生命保険なのでしょうか?

(1)生命保険に運用の要素をミックス

簡単に言えば、変額保険とは「生命保険に資産運用の要素をミックス」したものです。より正確に言えば、保険契約者に「資産運用の恩恵とリスク」を背負ってもらう保険と考えても良いでしょう。

誤解が多い点ですが、変額保険ではない、いわゆる普通の生命保険も運用と無関係ではありません。特に貯蓄性の高い保険は、保険契約者に返すお金(「解約返戻金」といいます)のために、保険会社は預かった保険料を運用してその原資としています。

こうした普通の保険は運用のリスクを保険会社が背負います。そのために保険会社は安全運転を強いられた運用を行います。その結果、保険契約者に還元される運用益はわずかばかりのものとなってしまうのは、ある意味当然のことでしょう。

それに対し変額保険は運用益の多くを保険契約者が得ることができます。それはどんな仕組みになっているのでしょうか。

(2)変額保険の特徴を理解しよう

変額保険の特徴を改めて確認しておきましょう。

変額保険も生命保険の一種ですから、当然なにかしらの保障がついています。多くの場合は、死亡保障がその対象になっています。

先ほど「資産運用の恩恵とリスク」を保険契約者が背負うと書きましたが、死亡保障に関して言えばリスクはそれほど高くありません。というのも、契約時に最低の死亡保険金額が約束されるからです。例えば、約束された最低死亡保険金額が1000万円だとすれば、いくら運用がうまくいかなくても保険金が1000万円を下回ることはありません。逆に運用がうまくいっていれば、その分が1000万円に上乗せされることになります。

一方で解約返戻金に関しては、最低保障金額は存在しません。運用がうまくいけばその分大きなお金に育って戻ってきますが、運用が不調な場合はそれまでの掛け金を下回る可能性もあります。基本的な理屈は株などの有価証券を使った運用と同じで、性急に短期的な儲けを狙うと大きな損をすることもあります。じっくりと時間をかけて「お金を育てる」という感覚を持つことが重要です。

2.変額保険の魅力とは?

では、どんな時に「変額保険」が役立つのでしょう。その特徴から考えてみましょう。

(1)「一石二鳥」を狙える!

変額保険の特徴は「死亡保障」と「資産運用」。言い換えればこれは「死亡保障に備えながら資産運用ができる」ということでもあります。

つまり、死亡保障と資産運用の両方が必要な方であれば、一つの商品で両方をまかなえる「一石二鳥」が狙えます。生命保険というと「保険料が無駄になる」というイメージが強い方もいらっしゃいますが、変額保険を上手く活用すれば、保険料が無駄になるどころか、お金を育てながら死亡保障をカバーすることができるのです。

(2)本当に「二鳥」必要?

ただし、FPの視点から考えれば、「死亡保障」と「資産運用」の二鳥が必要ない方であれば、必ずしも変額保険が最良の選択肢とは限りません。

例えば、「掛け捨てでも良いから大きな死亡保障が欲しい」という方であれば、収入保障保険等で備えたほうが効率的ですし、逆に死亡保障が必要ないのであれば、証券を用いたほうが流動性を確保できます。
その特性を知った上で変額保険を選択肢の一つとして考えてもよいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。
少し特殊なイメージのある「変額保険」も、こうやって整理して考えればそれほど特別なものではありません。変額保険に限らず金融商品を検討する時に大事なのは「何のために購入するのか?」という目的意識です。目的意識をハッキリさせた上であなたにあった金融商品を探してみてください。

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