生命保険でお金が返ってくる!生命保険料控除活用法

2018.11.9

生命保険でお金が返ってくる!生命保険料控除活用法

日本人の多くが加入している生命保険。多くの方は万が一の時などに備えて加入されていると思います。そのような生命保険に「お金が返ってくる」しくみがあるのを皆さんはご存知でしょうか?今回はそのしくみと活用法について解説します。

1.生命保険でお金が返ってくるとは?

日本人にとってとても身近な生命保険。家族や自分に降りかかる万が一のためにと思って、毎月安くはない保険料を払っている方も多いのではないでしょうか。そのような生命保険ですが、実は、支払った保険料の一部が戻ってくる制度があるのを皆さんはご存知でしょうか。今回は、その制度概要と上手な活用法について、ご説明していきます。

(1)日本人のどれくらいの人が生命保険に加入しているのか?

日本人の生命保険加入率は80%以上といわれています。これは欧米諸国と比べても高い水準です。日本でこれほど浸透している金融商品は預貯金以外にないかもしれませんね。これだけ普及しているものですので、政府もそれにあわせて、優遇制度を作っています。次項以降でその制度について解説していきます。

(2)所得控除のしくみについて

まず、「生命保険料控除」とは、生命保険に加入している人が使える「所得控除」の1つです。みなさんは所得控除という言葉を聞いたことがありますか?
簡単に言うと、所得控除とは、皆さんが普段支払っている所得税と住民税を計算するときに、給与収入から差し引くことができる課税されない部分のことを言います。少しイメージがしにくい方は、図1もご覧いただければと思いますが、所得控除を多く使えると所得税と住民税を安くする効果があります。

図1 所得控除のイメージ

具体的な所得控除についての解説は省略しますが、所得控除は10種類以上あり、それぞれに利用できる条件が決まっているのが特徴です。会社員の方だと「年末調整」時に、個人事業主の方は「確定申告」をすることで利用することができます。ですが、実際、条件は満たしているけれど、利用していない人も多くいらっしゃるようです。
所得控除は個人でできる節税の1つですので、ぜひ自分にできるものはないか調べてみると良いかもしれません。
次項で具体的に生命保険料控除の制度の概要と活用法について解説します。

2.生命保険料控除の上手な活用法とは?

(1)制度の概要

改めて、生命保険料控除とは、生命保険料、介護医療保険料、個人年金保険料を支払っている場合に一定の所得控除を受けられる節税制度のことです。死亡保険や医療保険などに加入している場合に利用できます。平成24年に大きく制度が変わったため、新制度と旧制度でいくらぐらいの節税になるのかは、図2を参考にいただければと思います。(国税庁にも具体的な計算方法があるので参考ください。リンク先はこちら

図2 生命保険料控除のしくみ

(出典:公益財団法人 生命保険文化センター)

新制度と旧制度をそれぞれ適用させることで、控除の限度額を全体で12万円(所得税)と7万円(住民税)にすることができます。簡単に言えば「控除額×所得(住民)税率」が節税できる金額になるので、控除をうまく活用できれば、年間で数万円の節税効果が見込めるのです。
例えば、年収500万円の方が年間、死亡保険で4万円、医療保険で2万円、個人年金で12万円の保険料を払っていたとすると、生命保険料控除は9万円になります。この方の場合の節税効果は約2万7千円です。ただし、この節税効果はほかの税制優遇を利用していると変わりますので、注意が必要です。
これが「生命保険でお金が返ってくるしくみ」です。

(2)生命保険料控除の上手な活用法とは?

では、生命保険料控除を上手に活用するとはどういうことなのでしょうか。一言でいうと、ライフプランにあった「生命保険に加入する」ということです。なぜ、そう言えるかと言うと、生命保険料控除の利用条件は「生命保険に加入すること」ですから、生命保険を上手に活用できれば、結果的に生命保険料控除も上手に活用できているといえます。
生命保険料控除の「種類」と「生命保険商品」には以下のような関係性があります。

図3 生命保険料控除と生命保険商品の関係

生命保険には、病気、ケガ、死亡、老後、介護など様々なリスクに備える機能があります。生きていればいずれ多くの方が遭遇することになるリスクだと思いますが、必要な保障を、必要な額だけ、必要な期間、準備できれば、結果的に生命保険料控除のような制度も上手に活用できているといえます。
具体的にどのように保険を考えれば良いかは、ケースバイケースですので、一言でこれが良いというのは難しいですが、何となく生命保険に加入されているという方は一度、専門家に相談するのも良いかもしれません。もし、専門家にアドバイスを求めるのであれば、あくまで生命保険は生活の一部分ですので、ほかにも教育費や住宅費の支出を考えておかなければならないことを考えるとライフプラン全体でしっかり考えてくれる専門家に相談すると良いかもしれませんね。

3.まとめ

生命保険料控除の上手な活用法とは、「ご自身のライフプランにあった生命保険に加入する」ことだといえます。結果的に、数万円の節税になることもありますが、本来、どんな金融商品でもその方にあった使い方があり、何のためにそれを利用するのか目的をはっきりさせておく必要があります。
まずは、しっかりライフプランを考えてみて、その中で必要に応じて使える制度は積極的に使うという感覚をもっていただくと良いと思います。

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