2015.10.12

高額医療費がかかる病気と国の補償制度

1.病気の治療費って実際どれくらい掛かるの?

高額療養費制度は何となく知っているけど詳しくは知らない。がんの治療費が想像つかない。そんな方必見、例を挙げて分かりやすくまとめました。入院費や治療費が心配で入る医療保険って必要?必要ない?漠然とした不安を解消します。
(1)がんの治療費
がんと言われると非常に高い治療費をご想像される方が多いのではないでしょうか?平均入院日数は12日~20日、治療費の平均自己負担金額約約13万円~28万円だそうです。もちろん病状により長期入院になってしまったり高額な治療費になる場合もあります。
(2)高額医療費と高額療養費制度
高額な治療費負担となった場合、健康保険の制度には高額療養費制度というものがあります。これは同じ月(1日から月末まで)にかかった治療費の自己負担額つまり3割負担分が高額になった場合、一定の金額を超えた分が払い戻される制度の事です。
70歳未満の方で、治療費が高額になることが事前にわかっている場合には、限度額適用認定証を病院窓口に提出することで、一月あたりの支払額が自己負担分までになります。

2.健康保険が効かない治療とは

(1)先進医療
医療保険などの特約で先進医療特約などがありますが、先進医療とは簡単に説明すると病院で治療として認められていますが治療費に関しては、健康保険は適用できないので全額自己負担ということです。治療種類に関しては平成27日9月現在で107種となっています。主にどんな治療に必要でどれくらいの費用が必要なのか?実施件数の多い順を3位まで見て見ましょう。
1位 多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 約50万円 約4,000件/年
これは主に白内障や老眼治療で使われます。
2位 前眼部三次元画像解析 約3,900円 約3,600件/年 
眼科疾患をより詳しく解析、診断する為に使われます。
3位 陽子線治療 約258万円 約1,600件/年
がんの治療に使われます。全てのがん対象ではありません。
現在の先進医療は今後健康保険の適用範囲になる可能性もありますので、種類や数は将来に渡って変化していきます。
(2)自由診療
先進医療の他に自由診療というものがあります。治療費についての考え方は、一緒になります。つまり全額自己負担です。先進医療と何が違うのかというと先進医療は、厚生労働省で認められており自由診療は認められていません。2016年からは、混合診療が大きく変わってくる予定です。
・先進医療+保険診療=治療費全額自己負担
2016年からは先進医療のみ治療費全額自己負担、保険診療は治療費の3割が自己負担
・自由診療+保険診療=治療費全額自己負担

3.どうやって備えればいいの?

(1)備える金額
上記の事からも治療費にはそこまで怯えなくても良いと私は思います。治療費に対しての備える金額としては100万円もあれば十分と考えますしかし、先進医療などの費用が心配と考える方は医療保険の保障内容は手厚くせず、先進医療特約を付帯し、保障分の不足に関しては貯金で補う事も有効だと思います。
治療費もさることながら治療期間中の収入減少の方が家計に大きく圧し掛かってくると思われます。治療期間中の治療費と約一年間分位の年収分は確保しておくと安心ですね。
(2)備える方法
流動性を確保する為に治療費として預貯金で備えるのも良いですし、貯金が苦手と思う方は医療保険で備えるのも良いと思います。ただし流動性の確保が難しいもの、例えば株や投資信託です。これは、時期に応じて価格が変動しますので売却時に元本割れしてしまう可能性があります。最近では貯蓄性を兼ねた医療保険もありますので、それぞれ自分に合った備え方を考えましょう。

4.まとめ

現在、情報が入手しやすいだけに様々な意見によって余計に迷ってしまうも多いと思います。結局、漠然とした不安だけが残り高額な医療保険に加入されている方も少なくありません。正しい知識を得て自分に合った方法で備える事が大事になります。

執筆:久保田正広

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