2015.10.13

出産費用って出産一時金で賄える?意外と知らない妊娠時のお金

1.出産費用はどのくらいかかるの?

今まさに出産を控えているあなた!出産時にどのくらいのお金が必要なの??こんな不安を抱えていませんか?出産費用と出産一時金を理解して安心して出産を迎えましょう。
(1)どこで産むかで費用が違う(総合病院・個人病院など)
出産費用と一言で言っても状況は人によって様々です。大学病院などの総合病院で出産される方もいれば、個人病院で出産される方もいます。出産に関しては健康保険が適用されず実費負担で、この金額は病院が自由に決めることができるため病院によって費用にバラつきが出ますが検診から出産までの相場は50万円程度のようです。
(2)通常分娩と異常分娩の費用の違い(健康保険の適用の有無など)
通常分娩か異常分娩(帝王切開など)かで健康保険の適用が異なります。通常分娩の場合は全額自己負担ですが、異常分娩の場合は健康保険が適用となります。帝王切開の場合だと入院日数は通常分娩の約2倍ですが、健康保険が適用されるため費用は通常分娩と変わらないケースが多いようです。

2.出産一時金はどのくらいもらえるの?

(1)実はこんなにもらえる出産一時金
出産一時金は健康保険の加入者または扶養に入っている方に支給されます。妊娠4カ月以上の方に対し42万円です。通常分娩の場合、健康保険は適用されず全額自己負担になるのでとてもありがたい制度ですね。出産費用の平均はおよそ50万円なので出産一時金と10万円程度の自己負担で費用がカバーできる計算です。
(2)その他の心強い制度(出産手当金・育児休業給付金)
出産に際し、他にもいくつか制度があります。まずは出産手当金。出産一時金と言葉は似ていますが内容は異なります。健康保険の被保険者が出産のために会社を休んだ場合は、出産の日以前42日から出産の翌日以後56日までの範囲内で標準報酬月額の三分の二が出産手当金として支払われます。
次に育児休業給付金です。その名の通り育児休業中の給料の減少を補う雇用保険の制度です。育児休業給付金は男性でも取得可能なので子育てに協力的な男性の後押しになりますが平成25年度の取得率はおよそ2%。まだまだ男性の育児休暇は浸透していないようです。
最初の半年は標準報酬月額の三分の二、以降は基本的に1歳まで標準報酬月額の50%が給付されます。
(3)生命保険
公的な制度ではないですが、ご加入している方も多い生命保険を最後にご紹介します。出産の際に給付を受けられるものは医療保険ですが、例えば入院1泊1万円、手術給付金10万円という内容の医療保険に加入していたとします。
帝王切開に伴う入院を1週間した場合、1万円×7日+10万円=17万円の給付金を受け取ることができます。
通常分娩での入院は治療が目的ではないので医療保険は適用外です。妊娠中の医療保険の加入については28週までは妊娠前と同じ条件で加入できる保険会社もあるのでどの保険会社を選ぶのかもポイントの一つです。

3.出産後にかかる費用(幼稚園・習い事など幼少期)

出産後にかかる費用としてはミルク代、おむつ代に始まり保育園、習い事…などなど生活費、教育費の支出が目白押しです。ここまで出産時に焦点を当ててきましたが、幼稚園(保育園)から大学までの教育費はいったいどのくらいかかるのかご存じでしょうか。答えは平均1,500万円です。もちろん進学コースによって金額は異なりますが、目安として覚えておくとよいでしょう。

4.まとめ

出産一時金や出産手当金、育児休業給付金などを活用すると実は出産時の自己負担は意外と少ないということをご理解いただけたかと思います。大事なのは出産以降の教育費です。年齢が上がるごとに教育費は上がってきますので負担の軽いお子様が小さい時期ほどお金の貯め時です。ぜひ出産時から計画的に教育資金を貯めていきましょう。

執筆:久保田正広

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